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思い出の始末

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cat 夫に関するいろんな書類を処分した。
書類は夫の名前の入ったありとあらゆるもの、「死亡診断書」なんかも含まれている。私の手で片づけておかなくちゃ..と思いながら、なかなかできずにいたが、シュレッダーにかけてゴミとして出す..ということはしたくない。だから庭に穴を掘ってそこで燃やした。どうちがうの?って言われそうだけど...。😅
photo by Nathan Riley on Unsplash

穴の場所は草木から一定の距離があり、且つ、炎が上がっても隣近所のどこからも見えない死角にしなければ...。窓から炎が見えれば、やはり「ギョッ!」とするだろうからね。
それから腰掛けられる場所であることも大切なポイントなので(←横着😅)、庭のあちこちを歩いて検証し、大きな石の側(ドクダミが増えかけている場所)に決めた。
穴を30cmほど掘ったところで試しに紙を一枚燃やしてみた。すると、思ったよりも炎がブワッと上がったので、さらに深く50cmくらい掘った。これなら大丈夫そう。👍

書類、ライター、かき混ぜ用の長い木の枝、それからもちろん消化用の水をバケツとジョロに入れて用意。そして焼却開始。
私は煙が目に染みたけど、煙自体はほとんど周囲に広がらないから、近所から苦情が出ることはなさそうだ。庭石に腰掛けじっくり一時間ほどかけて、溜まっていたものを全て燃やした。ずっと気になっていたことが一つ片づき、少しほっとした。

そういえば...若い頃に別れた男の写真やなんかを始末したことがあって、そのときは台所で中華鍋使ってチャチャッと燃やした。でも、今回は長年連れ添った夫のもの。さすがにそう簡単にはいかないよね。

「燃やす」という行為をとるのは、おそらく「消滅させたい」という気持ちがあるからじゃないかしら。それと、時に「天に届けたい」と思うものを燃やすこともある。しかし天然素材以外のものは燃やしちゃ駄目だよね。😸
(せっかく掘ったあの穴は、当分あのまま取っておこう。)


それから滞っていた写真の始末を再開した。こっちはシュレッダーにかけてゴミで出す。
写真を始末するのは少しつらい部分もあるので、これは少しずつやっている。
今日始末したのは私が30代の頃の写真。夫も40代でまだまだ若々しい。写真の中で止まったままのその光景 "一瞬" が愛おしくて、ときどき手が止まる。
アルバムに収めた写真を一枚一枚取り出して始末する。なんて、無駄な作業をやってんだ、だったらはじめからアルバムになんかしなきゃよかったって思う。
子供がいれば、写真まで始末しておくことはないんだろうけど、まぁこれも仕方ないね。。

こうしていろんな思い出を始末をしながら、私は残された時間を潰しているのだ。

雨の中のバラところで、庭のバラがようやくきれいに咲き始めた。
それなのに、どうしていつもバラが開き始めると天気が荒れるかなぁ。。🥀😿


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2023/05/09

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